カラー鋼板などを成形した屋根材。
形状は平たいタイプから、厚ものタイプまで幅広い。
色あせやサビがある
写真19のように、屋根材表面に発生する塗装面の色あせや、塗装面が剥がれて金属面に発生したサビがリフォームサインです。サビは進行すると穴があいて雨漏りの原因になります。古い金属屋根に多く見られます。
塗装のはがれ
古くなって色があせ、サビた金属屋根材を再塗装する場合、まずサビをきれいに落とすなど屋根面を再塗装に適した状態にしなければなりません。これを怠って再塗装すると、後に写真20のように塗装部が剥がれることがあります。
歪み、へこみなどがある
イラスト21のように屋根面がへこんだり、歪んだりしている場合は、そこから雨水が侵入したり、へこんだ隙間から台風などの強風が入り込んで屋根材をとばしてしまう可能性があります。
釘に浮きがある
老朽化などによってイラスト22のように屋根の一部の釘が不自然に浮いている場合、放置しておくと、そこから雨水が浸入したり、台風などの強風が入り込んで屋根材を飛ばしてしまう可能性があります。
雨音がする
大雨が降った時、雨粒が屋根面に当たって音が発生し、うるさく感じることがあります。とくに昔のトタン屋根などの場合、遮音性に劣る工法が多いようです。音は屋根の勾配、断熱材の有無などによって異なります。
部屋が暑い
夏の日差しを受けて屋根面が熱くなり、その熱が部屋の温度も上げてしまうことがあります。とくに昔のトタン屋根などの場合、断熱性に劣る工法が多いようです。
昔と比べて雨音対策や暑さ対策は格段に進み、耐候性の高い製品も増えています。たとえば製品の裏側に断熱材を貼ることで屋根材の裏側に伝わる太陽熱の温度を軽減し、なおかつ雨音を吸収して響かせない遮音効果を発揮する製品や工法、遮熱塗料を施した鋼板が太陽光をはね返す製品、また製品表面に天然石の粒を焼き付けて吸音性などを高める製品もあります。古い化粧スレートを撤去せずに、その上から重ね葺きすることもできます。
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