化粧スレートはセメントや有機繊維を主原料とし、板状などに成形した屋根材。
セメント瓦はセメントと砂を原料としたモルタルをプレス成形した屋根材。
色があせている
古くなった屋根に見られる代表的なリフォームサインです。
写真13のように塗装面が色あせると屋根の美観が損なわれます。老朽化が進んだ屋根に不用意に上がると割れることもあります。
サビや穴があいている
化粧スレートの屋根では金属を使った部分があります。年月を経ると、写真14のようにこの金属部分にサビが発生し、そのまま放置しておくと雨漏りを発生させる原因にもなります。とくに棟部は、中の木材が腐食して緊結力が弱まり、風による被害も発生します。
コケが生えている
太陽が当たりにくかったり、風通しが悪いなど家の立地によっては、写真15のように屋根面にコケなどが生えて雨水を引き込んでしまったり、屋根の美観を損ねることになります。場合によっては屋根材そのものを痛める可能性もあります。
ズレ、脱落、ヒビ、割れなどがある
写真16のようにセメント瓦のズレは雨漏りの原因になるばかりか、台風や地震によって被害が拡大する可能性があります。一方の化粧スレートは平たいので見た目では分かりにくいのです。
屋根材の重なりが何かでふさがっている
イラスト17のように、化粧スレートの重なる部分の隙間を塗料が埋めてしまうと、雨漏りにつながる可能性があります。雨水を逃す場所がなくなるからです。こうなると1枚ずつ、ふさがった部分をカッターなどを使って開けていく必要があります。
釘に浮きがある
化粧スレートの屋根の場合、イラスト18のように老朽化で金属部分を止めつけている釘が浮いてしまうことがあります。中の木材が腐って緊結力が弱まっている場合が多いので、そのまま放置しておくと台風などの強風で金属部分が飛んでしまう危険性もあります。
そんなことはありません。製品に紫外線に強い塗膜を施すなど、メーカーの技術革新によって長い期間にわたって色を保つ製品が流通しています。また時間の経過とともに色褪せてしまった場合でも、専用の塗料で再塗装することにより、屋根材として継続的に使うことができます。化粧スレートの場合はさらに、金属屋根材などで重ね葺きすれば、本来は産業廃棄物となる古い化粧スレートの撤去費用も抑えることができます。
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